直居サビアンの神髄 ー <人間存在の謎を解くアストロロジーは直居サビアンだけです>

カテゴリ: サビアンシンボル新解釈

エリーズ21度

<テーマ> 成功と.変化
<シンボル> ボクサーがリングに上がる

ボクサーは現実との格闘、争いを望む霊体を示すが。一時かなりの有利な戦いとなることが多い。しかし最後は挫折しやすく、現実における永遠の勝利がないことを語っているようだ。

この度数は男性原理である可能性があり、アングル、太陽、ノード、火星に21度を+-するとそのエネルギーの内容と方向が把握されることがある。


エリーズ22度

<テーマ> 挫折と転換 夢と期待 イメージ
<シンボル> あらゆる欲望を満たすことができる魔法の庭への入り口

魔法の庭とは想念の上の願望や欲望、イメージを示す。アングルに22を+-したものと2で割った度数にそれが示されることがある。トロピカルでは月以外は原点となる前世の欲望となり、サイドリアルでは今生のそれとなるかもしれない。

現実としては実現されないこともあるが、中には実現してしまう人も見られる。あるいはそれは惑星によるのかもしれない。惑星としては海王星が注目される。オーヴは1度くらい取る。

このイメージの発生は転生の動機とも考えられるので、この度数は重要な意味をもつ可能性がある。霊の夢。誕生前の夢。霊体の探索。

700027

エリーズ19度

<テーマ> 結婚 認められること
<シンボル> 魔法の絨毯が地面の上を飛んでいるのが見える

結婚を示すことが多い度数で、結婚相手を探すのに使える。太陽、アセンダント、ノードに+-19度して相手がそこに太陽、アングル、ノード、月、金星がオーヴ1度以内で持てば結婚相手の可能性がある。

シンボルの「魔法の絨毯」は相互の前世の絆を示すのだろう。再会で意識の高揚が起きることを暗示している。上記の計算で出されるシンボルはその絆の内容、何が起きたかを物語る。


エリーズ20度

<テーマ> 成功 覚醒 慈悲
<シンボル> 少女が冬 鳥に餌を与えている

自己の能力や運命の流れで成功したり、幸福になることが多い。餌を与える少女はカルマの神で、前世の苦労や善行、信仰などに報償を与えていることになる。最高度の報償は覚醒である。またこの度数を持つ者が他者を助ける時、霊体の輝きがもたらされる。

700119

エリーズ17度

<テーマ> 鬱と危機 逃亡願望 覚醒への希求
<シンボル> 婚期を過ぎた二人の独身女性が静かに座っている

このシンボルのイメージを見ると、数えきれないほどいる結婚生活の苦しみにあえぐ人よりずっと幸福に生きているという感じがする。事実この度数で結婚で幸福になる人はあまり見られない。

その訳はスクエアの-90度にキャプリコーンの17度があり、これは自由をひたすら求め逃亡をテーマにしている人が多い度数だ。多分多くの前世の出家者がいると思われる。またこの度数に潜在意識分析の32度43分を足すと霊の覚醒になる。

しかし最初から覚醒するのではなく、一般的生活への絶望、結婚のもたらす落胆、生活の危機や心の病などを経てその人の霊はうまくいけばどんでん返しにしようとしているのかもしれない。

そのためには俗に組せず、エネルギーをひたすら上げることだ。静かに座るというのは瞑想かもしれない。

 
エリーズ18度

<テーマ> 結婚の失敗か悲劇 カルマを超えて覚醒すること
<シンボル> 空のハンモックが二本の木の間で揺れている

この度数は結婚の失敗者が多く、最初の結婚では幸福になりにくい傾向がある。自分の本当の相手ではない人と結婚する人もいるが、それより怖いのは、かなりきびしいカルマを経験する人もいることだ。

その事とこのシンボルは結びつきにくい。空のハンモックは生活におわれ休息どころではない人生を示すこともある。しかしなぜ二本の木なのだろうか。それは夫と妻なのか。幸福は悲劇になるということか。いやむしろ二本の木はより高い統合意識でありハンモックは思考のない禅的な精神としたいところだ。

野心と心理的思考は絶対にもってはならない、と警告しているのではないか。俗な考えでは人生は虚しいだけと教えていると思う。苦だけが人を育てるともいえる。その時初めて内面を凝視し始めるからだ。覚醒することも可能な度数である。

700168

エリーズ15度

<テーマ> 普通の生き方 生活者 平凡さと安定
<シンボル> インディアンが儀式用の布を織っている

儀式とは労役からの休息、または昇華なのだがそうなる確率は少ない度数だ。むしろ布の自己防御にウエイトがあるのかもしれない。この度数の15を360から引くと345度が来て、この度数を持つ人は前世戦争に関連した可能性を持つようだ。

一転して今回は安定した生活になるが、それが倦怠や没知性になることも多い。深いところで、過去生の戦争の衝撃からほとんどの人はゾンビ化してぞろぞろと行進するように生きる。ただ生きる。

ダラダラと人生儀式が続くだけなら、死すらも虚しいのかもしれない。愛の誤認もあるだろう。お化け作って魂入れずれずだから、我々はナンセンスな文化に虚しく笑う。もう動物本能にすら戻れなくなってしまった。

やがて塵芥のように宇宙の風が我々を吹き飛ばすのではないか。その時すべての記憶が剥奪される。地球に残された人は新しい儀式を歓喜の中で執り行うだろう。それまでの忍耐の度数だ。

サビアンシンボルでインディアンが出てくると、アトランティスの平和な文明への郷愁の可能性もある。この度数を持つ人は平和主義者か、単なる安定志向者なのかが問われる。

エリーズ16度

<テーマ> 恋 心の病 治療 歌 霊能
<シンボル> 美しい夕映えの中で精霊たちが活動している

このシンボルは『究極のサビアン占星学』でほぼ良いと思われるが、追記すると「夕映え」というのは太陽が去ろうとして魔である月の世界に変わろうとしているから、その境目で最後の執着が照らされるといえそうだ。

ここでは精霊としたが、原典ではネイチャースピリットとしていて、地水火風の四大力の襲来としたほうがよいだろう。四大力はアグニヨガではカルマもしくはシャドーを運び込むエネルギーとしており、大師はけっしてボジテイブなものとしてはいない。

そう考えるとこの度数はやはりその人のシャドーを照らすとするしかないのだが、現れは実に多様である。もしくは意味なく生命力が活性化する場合も見られるが、この度数に潜在意識の度数である32度43分を足すと48度と49度となり、浄化あとの覚醒が示される。だがそこまで行けず何らかの快楽に陶酔するだけのほうが多いようだ。

ただ病気になる人もいたり、逆に治療をする人もいる。歌を歌わないと虚しい人、恋や性のことばかり考えている人たちなどなどもいて一筋縄ではまとまらない。全員なんらかの病気ともいえるが、力を試されているだけかも知れない。幻覚圏からの打撃。

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エリーズ13度

<テーマ> 抑圧とネガティブな決断 死と絶望 魔界
<シンボル> 不発弾が革命運動の失敗を示す

この度数ではアストラル体と呼ばれる霊体の凝縮が学ばれている。それが必要なのはどの人にも不発となった過去のアストラルの質量があるからだ。

つまりここでは前世の経験の未完成の部分や弱点が魔界の刺激で露出してしまう。それをエゴでコントロールしようとしても太刀打ちできないことが多い。その無力感から人は前世を踏襲してしまうだろう。ネガティブな現象にぶつかれば、その否定精神で革命はまたも失敗する。しかもそれだけが霊の浄化のようなのだ。

ここで革命運動といっていることは、この周期に地球を支配したといわれる悪の宇宙人の存在をほのめかしているようにも取れる。その圧力にとても勝てなかったのが、人類の歴史で、個人もそのプレッシャーからのがれては生きていけない。こんなひどい星はほかにはない。シンボルが示すように、まさに我々は植民地にいる。

またこの度数はカーデイナル13度でキャプリコーン13度とスクエア構造になるため、死に近いような経験をすることがあるが、それはカリユガ期の我々がエゴへの打撃に耐えられないことを示している。エゴそのものが宇宙から見れば悪なのだが、それを手放せば廃人になるという法をだれかが作ってしまった。

その原因は尾てい骨のクンダリ―ニとチャクラの未開発に原因をもつ。それすら知らないのだから、未来の人間から見れば我々は不発弾としかいえない。すごく不幸な存在なのだ。心理は常に抑圧されている暗示がこのシンボルにある。


エリーズ14度

<テーマ> 人間関係におけるカルマの返済 不和との戦い 家系の因縁
<シンボル> 男女が大蛇のとぐろのなかで抱き合っている

このシンボルの『究極のサビアン占星学』のそれは間違いであったのかもしれない。このシンボルは遺伝子操作というよりも、カルマの神との関係を示していると思われる。

この度数を持つ人は前世のカルマを返す他者に出会い、最初喜ぶが最後はまた戦いとなることが見られる。身内に敵であった人間を持つことや、家系のカルマに縛られることもよくあるのは大蛇であるカルマ神の関係で説明されるのかもしれない。

もちろんこの度数の人の闘争性は遺伝子操作の失敗ととれなくはないのだが、蛇はしばしばクンダリ―二を示すことを考えるとクンダリ―二の上がらない段階での我々の生殖活動の不幸な側面とも取れる。親から引き継いだカルマの疑いもある。肉体のカルマ。精神の盲目。

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