700053

エリーズ13度

<テーマ> 抑圧とネガティブな決断 死と絶望 魔界
<シンボル> 不発弾が革命運動の失敗を示す

この度数ではアストラル体と呼ばれる霊体の凝縮が学ばれている。それが必要なのはどの人にも不発となった過去のアストラルの質量があるからだ。

つまりここでは前世の経験の未完成の部分や弱点が魔界の刺激で露出してしまう。それをエゴでコントロールしようとしても太刀打ちできないことが多い。その無力感から人は前世を踏襲してしまうだろう。ネガティブな現象にぶつかれば、その否定精神で革命はまたも失敗する。しかもそれだけが霊の浄化のようなのだ。

ここで革命運動といっていることは、この周期に地球を支配したといわれる悪の宇宙人の存在をほのめかしているようにも取れる。その圧力にとても勝てなかったのが、人類の歴史で、個人もそのプレッシャーからのがれては生きていけない。こんなひどい星はほかにはない。シンボルが示すように、まさに我々は植民地にいる。

またこの度数はカーデイナル13度でキャプリコーン13度とスクエア構造になるため、死に近いような経験をすることがあるが、それはカリユガ期の我々がエゴへの打撃に耐えられないことを示している。エゴそのものが宇宙から見れば悪なのだが、それを手放せば廃人になるという法をだれかが作ってしまった。

その原因は尾てい骨のクンダリ―ニとチャクラの未開発に原因をもつ。それすら知らないのだから、未来の人間から見れば我々は不発弾としかいえない。すごく不幸な存在なのだ。心理は常に抑圧されている暗示がこのシンボルにある。


エリーズ14度

<テーマ> 人間関係におけるカルマの返済 不和との戦い 家系の因縁
<シンボル> 男女が大蛇のとぐろのなかで抱き合っている

このシンボルの『究極のサビアン占星学』のそれは間違いであったのかもしれない。このシンボルは遺伝子操作というよりも、カルマの神との関係を示していると思われる。

この度数を持つ人は前世のカルマを返す他者に出会い、最初喜ぶが最後はまた戦いとなることが見られる。身内に敵であった人間を持つことや、家系のカルマに縛られることもよくあるのは大蛇であるカルマ神の関係で説明されるのかもしれない。

もちろんこの度数の人の闘争性は遺伝子操作の失敗ととれなくはないのだが、蛇はしばしばクンダリ―二を示すことを考えるとクンダリ―二の上がらない段階での我々の生殖活動の不幸な側面とも取れる。親から引き継いだカルマの疑いもある。肉体のカルマ。精神の盲目。